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(前のページより続く)


【葬儀式(葬式)・年忌法要(法事)】

お坊さん_葬式

亡くなった故人の魂をあの世に送り出す儀礼が「葬儀式」です。
死んだ直後の霊は不安定なことから恐れられますが、年忌法要-いわゆる法事によって故人を供養し、三十三回忌の弔い上げをもって「ご先祖さま」になると信じられてきました。
家の神様-「ご先祖さま」であるとともに、村の神様-「氏神さま」として、そして、家族や地域がまとまる「絆」の象徴として、家庭や神社に祀られていました。

冬は山の神として、夏は田の神として、草葉の陰から子孫を見守っています。ときには、子孫として生まれ変わりもします。
あくまで仏教は魂を神様へ昇華してくれる儀礼であって、日本人が最も篤く信仰していたものは「ご先祖さま」だったのです。


【七五三・お宮参り-通過儀礼】
 七五三2_昔の人

氏子入りする7歳になる前に死亡する乳幼児が
非常に多かった中世の日本。
そんな時代に「7つ子祝い」と「初宮参り」が生まれました。
死なせずに育てることが難しいからこそ、わが子の「健やかな成長」に対する願いは、真剣なものでした。
だから、庶民を守る土着の神-氏神さま(村人たちのご先祖さまが集まり融合した神様)に、その願いを託したのです。


【お正月・お彼岸・お盆-年中行事】
初詣

ご先祖さまは、盆や正月に子孫が住む家を訪れる、と信じられてきました。正月はご先祖さまが年神さまとして、新しい年の穀物の実りをもたらし、人々に新しい年の生命を与えてくれました。
(※お盆は前の記事参照)

そして、お彼岸には各家庭でぼた餅(おはぎ)などを仏壇に供え、墓参りをしてご先祖さまの供養をします。
嬉しい、悲しい、その節目には墓に詣でて、ご先祖様に報告する。
こうして、正月、彼岸、盆を各家庭でご先祖さまとひと時を過ごすことで、ご先祖さまを中心とした家族の絆が生まれてきました。


【遠足・花見・潮干狩り-季節行事】
家族でピクニック

昔からの風習に「野遊び・磯遊び」があります。
農作業が忙しくなる前に、家族で山野に遊びに出掛けました。古来より、ご先祖さまは、冬は山に住み「山の神」として子孫を見守り、春になると山から降りて「田の神」として子孫を守ってくれている、と信じられていました。
そこで実際の農作業に先立って、田の神を山から迎えるための行事が「野遊び」でした。
ごちそうを持ち寄って宴を開くことは、山の神と食事を共にし、ご先祖さまとの結びつきを強めるためでした。その「野遊び」の行事が「遠足や花見のルーツ」であり、同様に「磯遊び」が「潮干狩りのルーツ」であると言われています。

サラリーマンやOLたちが桜木の下で飲食を共にする。
それは、ご先祖さまに仕事の実りを願う日本人の遺伝子が、私たちに組み込まれているからかもしれませんね。



(おわり)

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